風水で大事なことは基礎理論を良く理解することです。
家も基礎の土台がおろそかだと、上に建つ建物も不安定になりかねません。
スポーツもそうですね。
基礎訓練がしっかりしてこそ、技にも磨きがかかる、というものです。
一般的に勉強と言われるものすべてに当てはまることですが、
風水も陰陽、五行、八卦などの基礎理論があり、
それが理解できて次の応用に生かすことができます。
この基礎理論の中に、「氣」という概念があります。
「氣」は見ることも、聞くことも、嗅ぐことも、触ることもできません。
しかし、感じることはできます。
風水において、この感じることは非常に大事なことです。
五感を研ぎ澄まし、外の反応というか刺激を体全体で知るということかもしれません。
鑑定を続けていると、「氣」がいい場所とか悪い場所に敏感になってきます。
さて前置きが長くなりましたが、今日はアメリカの氣のいい場所をご紹介します。
一つはアリゾナのセドナ、一つは北カルフォルニアにあるシャスタ山です。
パワースポットと呼ばれているので、皆さんも聞いたことがあるかと思います。
どちらも強い氣を感じます。
私にとってセドナはどちらかというと大地のパワー、シャスタは水のパワーを感じます。
シャスタの人口は4000人以下の小さな町で観光化されておらず派手さはありませんが、のどかな風景が広がり、
のんびりした静かな自然を楽しむ人にはいい場所です。
二つの頂(ツインピークス)で有名なシャスタ山は標高4317メートルの休火山で
世界七大聖山のひとつに数えられ、古来からネイティブアメリカンの聖地として大切にされてきた山です。
二つの頂はシャスタ、シャスタ─ナと呼ばれ、
それらは男性と女性に例えられていることから、
陰陽のエネルギーが出会う場所と言われています。
万年雪に覆われ、シンメトリーな裾野がひるがる姿は
富士山を連想させます。
雪が多いことから川や滝や湖なども多く、
バーニーフォールズ、キャッスルレイク、ハート形で有名な湖ハートレイク、
モスブレー滝など色々と有名な場所があります。
実はこのモスブレー滝に行くのは線路の上を歩いて行かねばなりません。
映画の”スタンドバイミー”のシーンでも使われた線路だとか。
この線路は単線で片方は山の斜面、一方には川が流れています。
長い貨物列車が来ると川側線路脇の狭い場所で
列車を通り過ぎるのをじっと待たねばなりません。
30分弱で到着しますが、入り口も人の出入りを拒んでいるように
ひっそりとしていて看板もないという隠れ家的な場所にあります。
私は地図も持たず、土地の人に尋ねながら訪れましたが、
女一人だったの、途中とても不安でしたがナントか到着。
人っ気のない、滝と言っても柔らかな流れで
静かな、まったりとした気持ちのいい場所でした。
その後、事故が起きたのかどうか、線路を通るのが禁止されたとか。
モスブレー滝、とうとう幻の滝となってしまいました。