択日の歴史
中国の風水の歴史は古く、定住農耕文明が始まった4000年以上前まで遡ることができます。古代中国(漢の時代)ではまだ「風水」と言う言葉は使われておらず、堪興(かんゆ)と呼ばれていました。大要は「頭を上げ天を観察し、頭を垂れて地を観察する」ということです。堪は天道(天文学)に通じ、興は地道(地理学)に通じています。
風水と呼ばれるようになったのは、晋の時代(265年~419年)からです。郭璞という学者が著した「氣 乗風則散 界水則止」から来ています。この意味は「氣は風に乗ずれば散じ、水に界てられれば即ち止まる(風は氣を散して水は氣を集める)」ということです。
これが、西洋では中国地相土占学(Chinese Geomancy)と呼ばれる風水学を形成しました。風水の基盤作りには、多くの天文学者や気象学者それに風水師たちが貢献しています。風水術は、一子相伝となり息子だけに継承されている間、詩的に写実されてきたため、詩は読めても意味を理解できず現在に至り、これが現在の風水が正しく理解されない一因になっています。
択日鑑定
風水とは、住んでいる家や働くオフィスなどの環境を整える占術です。
鑑定では、家が持つ独自のエネルギーの吉凶を計算で算出し、そこに住む住人がどのような影響を受けているのかを調べます。
個人の生年、建物や周りの環境、太陽系システムの動きを基盤にした時間という概念をベースにして鑑定。家や建物の好ましい方位や好ましくない方位を算出し、改善していきます。
この世の中にはパーフェクトな家はありません。これはパーフェクトな人間が存在しないと同じことです。各々の家は異なったエネルギーを持っているため、それぞれの家には異なった場所で異なったレメディ(改善法)が必要になります。
エネルギーの算出方法は、家の竣工年月日、家の座向、そして現在の年のエネルギーで計算します。家の方位測定にはローパンといわれる中国の羅盤を使用します。また、周りの環境も同時に観察します。レメディは観葉植物、ランプ、陶器・磁器、鉄・真鍮、水槽などを用います。風水開運アイテムと言われている八卦鏡、クリスタル、古銭、龍の置物等は全く意味がないので使用しません。
また、たとえば同じ家に住んでいる夫婦でも、風水による効果は異なります。これは、各自の運勢と人生の流れが異なるからです。
風水鑑定を行うときは、紫微斗数などを用いて各自の運命を分析し、将来の予測を考慮してレメディ(改善法)を行うことで、さらに大きな成果が期待できます。
択日鑑定の流れ
1.建物を360度廻り、環境をチェック
2.座向(家の前と後)を判断
3.羅盤(ローパン)で方位を測定
4.竣工年(家の誕生日)を加えエネルギー分析
5.分析図の数字(九星)から方位吉凶を判断
6.エネルギー調整にレメディを施す
鑑定内容
- 家全体のエネルギーパターン
- 凶エネルギーをどう避けるか
- 吉エネルギーをどう活かすか
- 好ましい色の選択
- 部屋のレイアウト
- ホームオフィスのレイアウト
- 恋愛運を高める方法
- 子宝運を高める方法
- 改築増築のアドバイス
- 新地における新築建築のアドバイス
- 択日アドバイス
日選び(択日)は、家の建築、改築、増築などを行う場合の重要なポイントになります。動土(土を掘る)を行ってはいけない方位というのがあり、これは毎年変化します。この方位での動土は家族に災難が振り起こる可能性がありますので、避けるべき方位になります。引越し日も含めて、アドバイス致します。
鑑定手順
自宅に直接お伺い鑑定致します。間取り図だけでは鑑定できませんので、ご了承下さい。
- ヒアリング
- 風水鑑定
- 調査・分析
- アドバイス
1~4.までを1日で行います。これ以外に事前準備、鑑定分析書の作成などの時間が、別途に掛かります。移動時間は含んでおりません。東京からの交通費、遠方の場合に発生する宿泊費等に関しては実費請求となります。鑑定終了後、1週間以内に鑑定結果報告書をお送りします。
ご用意していただくもの:
正確な間取り図、施工年月、大掛かりな増築改築時の年月、加えてご家族の誕生日も必要です。
択日鑑定 その2
会社の目的は生産性や売り上げを伸ばし、会社として利益を得ることです。個人の家で風水を適応する場合、お金よりも人(健康、家族を含めた人間関係)を重要視しますが、会社ではお金を重要視します。もちろん、人間関係を蔑ろにしているわけではありませんが、重点の置き方が異なります。
以下に示すケースは、「風水」がオフィス鑑定でどのようなアドバイスができるのか、どういう方面に効果が現れるのか、いくつか列記しております。この場合、オフィスビルの施工年月日、ビルの座向や、オフィス・ユニットの座向、鑑定年などを基に分析、割り出していきます。
鑑定内容
- 現状のオフィス鑑定
- 社屋リモデル(改築・増築)の鑑定
リモデルでは、社長室を含めた管理者オフィスの配置や正面玄関の位置などの間取りに関する面と、改築開始日や工事期間など日選び(択日)に関する面の二つがあります。 - 新社屋建設の鑑定
新社屋でビジネスが長期間に亘り繁栄するためには、社屋の座向やオフィスの配置などのレイアウトも大切ですが、工事開始日を含めた各活動・行事に適する日選びが重要な要因になります。 - 建設プロジェクトに関わる工事のアドバイス
- 択日アドバイス
択日(日選び)には新規事業開始日や契約日、グランドオープニングなどがあります。十二支が毎年変わるように、1年ごとに吉凶日も変化します。重要な事は良い日を選び、スタートすることで流れがスムーズになります。好条件での融資獲得も可能です。オフィスが持つエネルギーによりますが、アドバイス可能です。
増築・改築の場合
上記オフィス鑑定の手順に加え、移転先土地の調査分析、オフィスビル設計や各間取りの配置等のアドバイス、施工開始や移転日等の択日の選択が加わります。
新社屋建設の場合
上記オフィス鑑定の手順に加え、移転先土地の調査分析、オフィスビル設計や各間取りの配置等のアドバイス、施工開始や移転日等の択日の選択が加わります。
地域開発(再開発)の場合
地域全般にわたる調査研究が加わります。
その他、択日アドバイス、建築着工日、移転日、契約日、グランドオープニング、訴訟・交渉日、倉庫の建築・貯蔵など、幅広くアドバイスを行っています。
コンサルティングのお申し込み、ご質問や鑑定料金に関してはこちらにお問い合わせ下さい。
鑑定手順
オフィスに直接お伺い鑑定致します。間取り図だけでは鑑定できませんので、ご了承下さい。
現状のオフィス鑑定の場合
- ヒアリング
- 社屋見学
- 風水鑑定
- ヒアリング
- 調査・分析
- アドバイス
1~3.に関しては、会社の規模により社屋視察の日数が異なります。規模により1日から数日をご予定下さい。事前準備、鑑定分析書の作成、移動時間等は含んでおりません。6.までの全工程手順終了までの日程は、オフィスの規模によりますが、最低2週間を要します。
択日鑑定 その3
お墓を選ぶ際の大事な注意点は環境とお墓の向き、そして埋葬日です。
家の鑑定方法とお墓の鑑定方法は完全に異なるのですが、残念ながら日本では多くの風水師が、陰宅風水(お墓)の鑑定方法を、そのまま住居などの鑑定に用いています。
お墓の吉凶は子孫3代続くと言われており、新しく墓石を建てられる方は良い環境(土地)を選ぶことが大事です。
ある男性の先祖代々のお墓の例ですが、祖父・叔父・その子供(男)が3代続けて刑務所入りをしているケースがありました。彼らに共通していたのはその家の長男、他の家族には問題は起こっていません。これはお墓を取り巻くある方位に障害物があり、それが悪影響していたケースです。
また別の例では母親のために新しくお墓を建立してから、次女が交通事故に遭い死亡、長女が重い病気に罹ったりと立て続けに様々な問題が起きた家族がいました。この場合は埋葬年と墓石の位置関係が凶で、新たな場所に墓石を移動したことで長女の病気が快復したケースもあります。
逆の例もあります。新しいお墓を建立してから仕事が飛躍し金運がアップしたケースや、国内だけでなく海外も視野に入れたグローバルなビジネスに展開できたケースなど悪い例だけではなく、人生が良くなった事例も挙げれらます。
つまり、お墓の位置関係で子孫の誰に恩恵を与えるのか、危害が被るのか、が分析できるのです。ですので、墓石の位置だけでなく、吉相の土地を選ぶのを第一優先に考えます。
その上で埋葬年のエネルギーとお墓の座向を計算し、お墓の吉凶を判断します。
また、どんなに良いお墓を建てたところで埋葬凶日を選んでしまっては子孫に影響が起きてしまいます。埋葬吉日を選ぶことは子孫繁栄、残された家族が平穏で安定した人生を歩むことにつながります。
鑑定手順
- ヒアリング
- 土地見学
- 風水鑑定
- 調査・分析
- アドバイス(建立日・契約日・埋葬日)
1)~4)までを1日で行います。これ以外に事前準備、鑑定分析書の作成などの時間が、別途に掛かります。移動時間は含んでおりません。
東京からの交通費、遠方の場合に発生する宿泊費等に関しては実費請求となります。鑑定終了後、1週間以内に鑑定結果報告書をお送りします。
ご用意していただくもの:
墓地の図面、故人とご家族の誕生日
注意:
陰宅風水の場合、新しくお墓を建立する方のみの鑑定となります。
既に建立されているお墓の鑑定は分析だけです。埋葬日(納骨日)だけの択日鑑定も可能です。